「祭壇画」とは絵画作品を鑑賞する人びとを祈りへと導くために作られているようです。
作品に登場する人物や描かれている対象は、基本的に聖書がベースとなっているようでキリスト教の布教がその目的となっていることが作品を読み解く理解へとつながってくるでしょう。
17世紀頃までのヨーロッパの絵画作品の多くは、キリスト教などの宗教画がその大半を占めていたようですので、西洋美術史を読み解くなかでは時代ごとに絵画作品にどのようなメッセージが込められているのかは描かれているモチーフなどに着眼してみると分かりやすいかもしれません。
また宗教画に必要な要素とされているのは、美術品としての美しさや荘厳な雰囲気などが重要視されてもいるようなのです。